古来から伝わる祭礼文化には、祭礼行事を通して人々の清らかな心を取り戻し、地域社会の活性化をもたらす役目があります。
祭礼博物館のビジョンは、人々の「心の豊かさ」と「地域の活性」のために、下図のように秩父地域に6つの分館を作り、マチを回遊しながら祭りを楽しめる仕組みを作ります。
各分館には学芸員をおき、秩父地域だけでなく、日本のさまざまな祭りを紹介する企画展を行う予定です。
回遊式の祭礼博物館に訪れた方たちは、さまざまな祭りに触れることにより、個々の「お気に入りのお祭り」が芽生え、そのお祭りを実際に見てたい、訪れたいと思っていただけるでしょう。
よって回遊式祭礼博物館は、日本のお祭りの玄関口となり、そして日本各地のお祭りへと赴いていただき、日本の地方のお祭りが賑わい、地方が活性していくことが最終ビジョンとなります。
このような取組みが、「秩父地域をはじめとする地域の活性化」や「日本人アイデンティティーの再確認」に大きく結びつくものと考えます。