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貴布祢神社秋祭り

2022年10月2日

貴布祢神社秋祭り

秩父の神楽発祥の祭り

文化(1804~1818)初年のころに神官の宮川和泉が、土地の人々を江戸に上らせ、手ほどきを受けさせたという口伝があり、文化13年(1816)の神楽役裁許状がある。
貴布祢神社の神楽は江戸系統に属する岩戸神楽で、一神一座形式の36座(36演目)を数える。
舞としては翁の舞・猿田の舞などがすぐれているが、多くは黙劇風に構成されたものが多い。秩父神社神楽と並び秩父地方では最古の歴史を持つ。

ご祭神

高龗神/高淤加美神(たかおかみ)(推定)

由来

穂積君が水の神として祀り始めた社、祭神は高龗神
当社の創建については、社記に次のように語られている。
昔、櫛玉速日尊の御子、可美真智命の子孫である穂積丞稲負君は、知知夫国造と同じく当国へ来て勧業殖民に努めた。天照大神と熊野大神を奉斎し、神の心にかない、順調であった穂積君の開墾事業ではあったが、ついにその危機が訪れた。

時に弘仁九年、大干ばつが起こり、水は涸れ、地は乾き、稲はことごとく萎えてしまった。
これを見た穂積君は深く憂い、斎戒沐浴の後、二人の子供と共に熊野大神の社に請い、高龗神を勧請して、号泣して降雨を祈ったところ村民もこれに従って神の助けを請うた。
その祈りが神に通じ、慈雨大いに降り、水陸共に元に復した。更に、雨が止んだかと思うと、数ヶ所から清泉が噴出し、田に水を満たしたので、その年の秋には豊かな収穫があった。

歓喜した人々は、この泉を神井と称え、これにちなんで村の名も井上と改めたのであった。その後この近辺の諸村を総称して宜田郷と呼んだ。今の「吉田」という呼称はここから起こったものと言われている。
 
この神恩に深く感謝した穂積君は新たに神殿を造り高龗神を祀ったのが当社の始まりである。
 
その後も当社は度々神威を顕し、水の神として篤く信仰されるに至った。殊に正暦二年の大干ばつを救った時は遠近の諸人が競って財貨を寄進したと伝え、この時京都の貴布禰大神を分祀して以来、貴布禰大明神 (貴船大明神とも記す)と称した。

ご利益

心願成就、防火守護、天候祈願、五穀豊穣 他
[対応業種]水関連事業/天気関連事業/農業関連事業

2022年の情報や日程は開催時期が近づきましたら更新いたします

インフォメーション

開催時期

10月第1日曜日 神楽は10時~15時頃 

祭典
開催場所

〒369-1502埼玉県秩父市下吉田6739-1 貴布祢神社

アクセス

西武秩父駅から吉田元気村行「吉田郵便局」下車 徒歩5分

駐車場

有り

※ 最新の情報ではない可能性があります。お祭りへ行かれる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等が変更や誤記などにより実際と異なる場合がありますのでご留意ください。

*文章、写真の一部は下記サイトより参考・掲載しております。